第182章 僕の贈り物で君を驚かせないかい?

橘国政は、その場で固まった。

宮本景太が冷えた目で、突っ立ったままの橘国政を一瞥する。

「どうした。橘社長は、俺が来るのが気に入らないのか」

橘国政は夢から覚めたようにハッとして、水をぶっかけられたみたいに肩を震わせた。

「とんでもない!」

顔いっぱいに笑みを貼りつける。

「宮本社長にお越しいただけるなんて、橘家の光栄でございます!」

「さあさあ、宮本社長、どうぞ中へ」

安藤が慌てて中へ駆け込み、火がついたような勢いで指示を飛ばした。

「急いで! 宮本社長がお見えだ! いちばんいい酒を用意しろ、早く!」

声が大きく、周囲の客にも丸聞こえだった。ざわ、と空気が変わる。

「...

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